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#2 Salt Water by David Myers

カリフォルニアンキュイジーヌの名手、シンプルイタリアンで勝負。

Photos by Shin-ichi Yokoyama

(左)「グレートサザンビーフ」¥1,440/100g(税抜)写真は300g。オーストラリア産グラスフェッドビーフ使用。放牧され、牧草しか食べない赤身肉のおいしさを満喫できる。
(右)エジソンランプの温かみのある灯りが落ち着く店内。

  いま、世界のフードトレンドは「素材主義」だ。カリフォルニアも然り。彼の地のスターシェフとして活躍しているデイビッド・マイヤーズ氏が、グラススクエアB1に、素材主義のカリフォルニアイタリアンのお店をオープンしたのが1年前。無垢材や煉瓦、エジソンランプなどをあしらった店内は、温もりのある雰囲気だ。

 「食材が豊富で、素材のよさを引き出すシンプルな料理が多い点で、カリフォルニアと日本はとても似ています」とマイヤーズ氏。ここに出店する前から度々来日し、相当な日本通。オープンしてからも6回訪日し、時間の許す限り生産者を訪ねて日本食材についての知識を深めている。

 メニューには、当日のおすすめが。写真の米なすと赤海老のカルパッチョや、自家製サルシッチャ夏野菜のスパゲティなど、季節感に溢れている。自然栽培で有名な北海道・折笠農場のじゃがいものフライなど、生産者行脚の成果も。写真のステーキは、牧草だけを食べて放牧されたオーストラリアンビーフを使用。味付けは塩・胡椒のみ。どの料理にも、余分な手を加えない。素材と調理技術への自信が垣間見える。ミシュラン一ツ星も獲得した実力派が、「シンプリシティ」に徹して料理すれば、こわいものなし。これからも注目し続けたいお店だ。

47_rest1.png(左)「米なすと赤海老のカルパッチョ」¥1,780(税抜)。ルッコラの泡ソース、グレープフルーツのジュレ、とんぶり、ピンクペッパーで。
(中)「ネグローニ」¥950。アメリカで流行中のイタリアの食前酒。カンパリ、ジン、ヴェルモットの苦味の効いた爽やかなカクテル。
(右)カリフォルニア・ベニスビーチで暮らし、サーフィンやランニングを愛するライフスタイルも注目を浴びるデイビッド・マイヤーズ氏。

グラススクエアB1
TEL 03-5422-9025
時間 11:00~23:00

文・北村美香
フードエディター&ライター。『朝日新聞』『eclat』『婦人公論』『Numero東京』などで執筆。『芸術家の食卓』(林綾野著・講談社刊)『本当に使えるおもてなし本』(マカロン由香著・講談社刊)などを編集。

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