© 2024 Other Noises and Krumma Films.

© Mús & Kött 2020

ART

女性の休日/〈主婦〉の学校

開催期間:
上映期間:6月26日(金)~6月28日(日) / 7月3日(金)~7月5日(日) / 7月17日(金) ~7月26日(日) 休映日:7月21日(火)

© 2024 Other Noises and Krumma Films.

© Mús & Kött 2020

『女性の休日』
Introduction
「ジェンダー平等先進国」北欧アイスランドが「はじまった」日
1975 年10 月24 日、アイスランド全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ、前代未聞のムーブメント「女性の休日」。国は機能不全となり、女性がいないと社会がまわらないことを証明した。
その後、アイスランドは最もジェンダー平等が進んだ国(2025 年世界経済フォーラム発表・ジェンダーギャップ指数16 年連続1 位、日本は118 位)となった。女性大統領と女性首相が国を治めるようになった2025 年、アイスランドがジェンダー平等先進国となる大きなきっかけとなった運命の1 日を振り返るドキュメンタリーが、50 周年を記念して公開となる。
インターネットもスマホもない時代に「女性の休日」はなぜ成功したのか
誰にも確信がなかった「女性の休日」は、どうやって成し遂げられたのか。何が女性たちを突き動かしていったのか。運命の1 日に向けてのストーリーが、当事者たちによる愉しげな証言と貴重なアーカイブ映像、絶妙に差し込まれるカラフルなアニメーションで、ポップに、エモーショナルに語られる。本作を手掛けたのは、エミー賞受賞歴のあるアメリカ人監督パメラ・ホーガン。アイスランド旅行中に偶然知った「女性の休日」に興味を持ち、映画化を熱望。アウトサイダーの視点でアイスランド制作チームとコラボし、この知られざるムーブメントを、あれから50 年という最高のタイミングで見事に映し出した。

シスターフッド(女性たちの連帯)の柔らかな革命
「女性の休日」は、男女平等の実現という明確な目標のもと、みんなで「休む」ことで女性の存在意義を可視化し、ユーモアと柔らかさで参加しやすくした持続的社会運動モデル。アクティビストだけでなく、普通の女性たちも連帯して踏み出した一歩は、誰もが生きやすい社会のために「いまを変えたい」人たちに、勇気とインスピレーションを与える。アイスランドの歌姫ビョークも「Incredible(素晴らしい)!」と称え、エンドロールに曲を提供した。
出演: ヴィグディス・フィンボガドッティル
(船長にはなれないと言われていたが、1980 年世界初の女性大統領に)
グズルン・エルレンズドッティル
(諦めずに弁護士になる夢を叶え、初代女性最高裁長官に)
アウグスタ・ソルケルスドッティル
(農場主として認められていなかったが、140 年で初の女性農業組合幹部に)
グズニ・トルラシウス・ヨハネソン
(「女性の休日」に初めて父親が料理をした思い出を語る前大統領)他

監督:パメラ・ホーガン
エグゼクティブ・プロデューサー:イライザ・リード
編集:ケイト・タベルナ
撮影:ヘルギ・フェリクソン
音響:ベルガー・プリズン
アニメーション:ジョエル・オルロフ
音楽:マルグリエト・ラウン・マグヌスドッティル(Vök, GusGus)
エンドクレジットソング:ビョーク「Future Forever」
2024 年/アイスランド・アメリカ/アイスランド語・英語/ドキュメンタリー/71 分/カラー・モノクロ/16:9/5.1ch/DCP/原題:The Day Iceland Stood Still 字幕翻訳:額賀深雪
後援:アイスランド大使館
提供・配給:kinologue
© 2024 Other Noises and Krumma Films.
公式ホームページ https://kinologue.com/wdayoff/

『<主婦>の学校』
Introduction
1942 年から現在まで続く、男女共学の家政学校「主婦の学校」
世界最北の首都、アイスランドのレイキャビクに、1942年に創立された伝統ある「主婦の学校」がある。寮での共同生活を送りながら生活全般の家事を実践的に学ぶことができる、一学期定員24 名の小さな学校だ。かつて、義務教育後に進学の機会が少なかった女性たちを、良き主婦に育成することを目的としていた家政学校(花嫁学校)は、世界のあちこちにあった。その多くが衰退していくなか、この学校は、1990年代に男子学生も受け入れて男女共学となり、現在まで存続している稀有な存在である。今では「主婦になるために行くわけじゃない」「自分のことは自分で面倒を見られる人間になりたい」と、性別に関わりなく、「いまを生きる」ための知恵と技術を求めて学生たちが集まってきている。本作は、時代の移り変わりと共にその役割を変化させてきた「主婦の学校」に注目したドキュメンタリーである。
自立した人生を楽しむための術、サステイナブルな学び
学生たちは、初歩的な料理からおもてなし料理・伝統料理の調理法、衣類の種類に応じた洗濯法や正しいアイロンがけ、素材の理解と縫製技術、美しいテーブルセッティング&マナー、火災予防のための消火器の使い方など、理論と実技を実践的に学んでいく。昔からほぼ変わっていないという教育内容には、家事の基本を押さえるだけでなく、破れた衣服の修理や食品を使い切ることなど、今の時代に必須な環境に優しいサステイナブルな(持続可能な)学びも含まれている。学位をとるためではなく、生きることに役立つ知恵を身につけ、手に技術をつける学び、つまり〈自立した人生を楽しむための術〉が、この学校の教育にはあふれている。
“ジェンダー平等” 先進国アイスランドからの問いかけ
〈主婦〉とはなにか。家事を「自分ごと」として〈生活を大切にする〉営みとは?
アイスランドは、世界経済フォーラム公表のジェンダーギャップ指数ランキング1 2 年連続1 位の “ジェンダー平等” が進んでいる国だ(日本は同ランキング120位※ 2021 年)。そのアイスランドに「主婦の学校」が存続していることは、性別に関わりなく、自立した人間として生きていくための学びの大切さの表れである。主婦とは家事を担う既婚女性を意味してきたが、本来、〈生活を大切にする〉営みを続ける人であることを、この学校の学びは気づかせる。〈主婦〉とはなにか?そして、家事を人ごとではなく「自分ごと」とする暮らしは?長編デビューとなったアイスランドの新鋭女性監督ステファニア・トルスによる本作は、家で過ごす時間が多くなったコロナ禍以降、暮らしや家事のあり方を柔らかく問うている。
【※情報は公開当時の情報です。】

監督・脚本・編集:ステファニア・トルス
出演:アゥスロイグ・クリスティヤンドッティル(卒業生・1947年在学)
ラグナ・フォスベルグ(卒業生・1967年在学)
ラグナル・キャルタンソン(卒業生・1997年在学)
グズムンドゥル・インギ・グズブランドソン(卒業生・1997年在学)
2020年/アイスランド/アイスランド語/ドキュメンタリー/78分
原題:Húsmæðraskólinn/英題:The School of Housewives
後援:アイスランド大使館 提供・配給:kinologue
公式サイト http://kinologue.com/housewives/