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一流シェフたちに聞いた心に残る食の記憶。

食のプロフェッショナルとして第一線で活躍するシェフのみなさんに、それぞれの食の原体験をうかがいました。

両親が横須賀で洋食店を経営。
母のハンバーグや父のポタージュは格別でした。

沼尻寿夫 Toshio Numajiri
ウェスティンホテル東京 総料理長

両親は横須賀で洋食屋を営んでいたので、物心ついた時からプロの味に親しんできました。学校が終わるとお店に直行して、父や母がつくる賄いを厨房で食べていましたね。そこでの音や匂い、忙しい雰囲は今でも覚えています。特に好きだったのは母がつくるハンバーグと、父の野菜のポタージュ。今思い返してみても、ていねいに手間をかけてつくられていたと思います。そういうものに触れて育った自分は本当に恵まれていたと思います。

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沼尻寿夫(ぬまじり としお)
2004年に総料理長に就任。多彩な食のジャンルを統括する。2011年フランス農事功労賞「オフィシエ」受賞。



修行時代、香港で食べた蒸し魚。
中国料理の奥深さを思い知らされました。

和栗邦彦 Kunihiko Waguri
ウェスティンホテル東京 龍天門総料理長

この世界に入りたての頃、香港出身の先輩料理人がつくる賄い飯にカルチャーショックを受けました。チャーハンひとつとっても日本とはまったく違う。彼らはよく「日本の魚は美味しくない」と言っていたんですが、香港で本場の蒸し魚を食べた時にその意味がわかったんです。魚の旨みと食感。ネギやピーナツオイルの香り。日本人には考えられない次元の味で、衝撃でした。その体験が、今の自分をつくったと言ってもいいと思います。

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和栗邦彦(わぐり くにひこ)

広東料理一筋30年の求道派。本場香港で修業を積み、ラグジュアリーホテルの料理長などを経て今年から龍天門に。



庭で育てた野菜のグリルや森で採れたベリーのパイ。
子供の頃の大切な食の思い出です。

デイビッド・マイヤーズ David Myers  Salt Water by David Myersシェフ

オハイオ州シンシナティにある実家では、夏になると菜園で採れた野菜やステーキをチャコールグリルで焼いたり、近くの森で採れたベリーでパイをつくって食べたりしました。大好きだったのはコーン。グリルで焼いて、バターを塗って、軽く塩を振って。自分が幸運だなと思うのは、こういった食材の本来の味を子供の頃に体験できたこと。家族と庭で過ごす夏の夕暮れ、炭火の香り、何気ない会話。すべてが僕の大切な食の思い出です。

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デイビッド・マイヤーズ
ロサンゼルスを拠点に世界で活躍するシェフ。日本では3店舗を展開するほか、香港、ドバイなどにも進出。

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