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CINEMA

恵比寿ガーデンシネマ

暗殺の森

開催期間:10/7(土)公開
孤独な暗殺者の愛と挫折を鮮烈な映像美で描く、鬼才ベルトルッチの傑作!

『ラストタンゴ・イン・パリ』(1972)、『1900年』(1976)など常に世間を挑発する問題作を発表し、『ラストエンペラー』(1987)で世界的な成功をおさめたベルトルッチ監督。
イタリア文学の巨人アルベルト・モラヴィアの『孤独な青年』をもとにつくられた本作は、第二次世界大戦前夜のヨーロッパを舞台に、幼少期の性的トラウマを抱える青年がファシストの暗殺者へと変貌を遂げるさまをクールな映像美で描く。反ファシズム運動家の大学教授殺害を命じられた青年は教授夫妻に近づくが、若く美しい夫人に心を奪われて……。主人公の心象風景としてファシズムに席巻されたヨーロッパの荒廃を巧みに表現したデカダンス風味のフィルム・ノワール。今見ても斬新な魅力にあふれた作品。

孤独な青年像を繊細に演じ切ったのは、今やヨーロッパを代表する俳優となったジャン゠ルイ・トランティニャン(『愛、アムール』)。美貌の教授夫人役には、ロベール・ブレッソンの『やさしい女』で鮮烈なデビューをし、本作の出演がきっかけで大ブレイクしたドミニク・サンダ(『1900年』)。音楽はフランソワ・トリュフォーとのコンビで名高いジョルジュ・ドルリュー(『突然炎のごとく』)。鮮やかな色彩美と、光と影を絶妙に生かした映像を手がけたのは、ベルトルッチの美学を長年に渡って支えた名カメラマン、ヴィットリオ・ストラーロ(『地獄の黙示録』)。歪んだ恋愛感情と来たるべき世界大戦の不安な空気を、痺れるような緊張感で描いた本作。イタリア現代史をテーマにした心理サスペンスと共に、1930年代の美しいファッションに身を包んだ俳優たちの輝くような美しさもご堪能ください。
暗殺の森
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